TL;DR#
- 最低限必要:シリコーンゴム、樹脂型、プラスチックカップ、0.1g精度の秤、ニトリル手袋
- 型作りには3Dプリンターが便利(樹脂型が作れる)
- クオリティを上げるなら真空脱泡器がおすすめ
- 硬化を早めるなら保温チャンバー付きの3Dプリンターが一石二鳥
はじめに#
みなさんこんにちは、GesonAnkoです。 シリコーン造形シリーズ第2弾では、造形を始めるために必要なものを紹介します。
前回の記事でも触れましたが、シリコーン造形に取り組んでいる方はまだ多くありません。
この記事では、私がシリコーン造形をする上で必要だと感じたものを紹介します。あくまで私の環境での話ですので、工夫次第ではもっとシンプルに始められるかもしれません。
必要資材#
最小限必要なもの#
- シリコーンゴム(前回記事参照)
- 造形物の型
- プラスチックカップ、マドラー(使い捨て)
- 0.1g精度で計量できる秤
- ニトリルゴム手袋
最低限必要なのは、前回の記事で紹介したシリコーンゴムと、造形するための型です。
ただし、この型を作るのがなかなか難しいのがシリコーン造形のハードルです。付加型シリコーンは硬化不良を起こしやすいため、型の素材選びが重要になります。また、シリコーン型にシリコーンを流し込むと、そのまま一体化してしまう点にも注意が必要です。
シリコーンは柔らかい素材なので、ある程度硬い素材で型を作る必要があります。
私は3Dプリンターで樹脂型を作っています。(金型という選択肢もありますが、趣味レベルでは費用がかかりすぎるでしょう。)




3Dプリンターで樹脂型を作る#
必要なものはこちらになります:
- 3Dプリンター
- PLAフィラメント
- BlenderやFusionなど、3DCGソフトが動くパソコン
Blenderで樹脂型を設計する方法はそれだけでシリーズ記事になるボリュームなのでここでは割愛します。機材を揃えるハードルに加えて樹脂型の設計スキルも必要になるため、シリコーン造形は大変なのです…
フィラメントの色は何でも構いませんが、黒色だと表面加工(やすりがけなど)の変化がわかりやすく、価格も安いのでおすすめです。


注目👀: Bambu Lab P2Sのチャンバー機能が便利#
シリコーンは温度に応じて硬化速度が変わります。温度が高いほど硬化が促進され、早く型から取り出せます。
P2Sの保温チャンバー機能を使えば、庫内の温度を30℃ほどに保てます。樹脂型の製作とシリコーンの硬化促進の両方に使えるので、製作サイクルを効率化できます。

実は重要⚠️: 型合わせの隙間を埋める#
シリコーンは粘度がありますがわずかな隙間から漏れ出します。樹脂型のパーツ間の隙間はグルーガンで埋めておきましょう。
🔰3Dプリンターを迎えるのは難しい…#
一応アイデアだけ書いておきます。
- クッキー型にプラ板を貼り付ければできるかも
- プラスチック製の製氷皿(シリコン性だとくっつくので注意!)
- シリコン性の型でも白色ワセリン塗ればいけるかも…
オプション#
ここからは必須ではありませんが、あると便利なものを紹介します。
スポイト#
シリコーンの計量を微調整するのに便利です。
着色剤#
スクイーズ用の着色剤は硬化不良を起こしにくいとされています。最初はAmazonのFUNSHOWCASEを購入しましたが、まさるのNEWスクイーズレジン専用着色剤は少量で高発色なのでおすすめです。
ミキサー#
シリコーンの量が多い場合はミキサーを使うと効率的です。数百RPM程度の低速回転タイプを選びましょう。
真空脱泡器#
気泡を除去するために使います。これがないと小さな泡が残り、仕上がりのクオリティが落ちます。
ただし動作音がそこそこ大きい(60dBほど)ので、後日防音対策の記事も書きたいと思います。
洗浄剤#
ミキサーなどを洗浄するために使います。ドラッグストアで無水エタノールを購入するのが手軽です。樹脂型に残留しなければ他の洗浄液でも問題ありません。
必ずゴム手袋・マスクを着用し、換気の良い場所で使用してください。
キムワイプ#
みんな大好きキムワイプ!!!! 樹脂型を拭く際に便利です。毛羽立たないのがポイント。 (鼻をかむと肌荒れするので注意)
離型剤#
樹脂型であれば正直なくても問題ありません。ただあった方が剥がしやすい気もします。使う場合はフッ素系を選びましょう。
物品リンク#
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